「怜奈ーっ」

前から見覚えのある子が
私のとこへ駆け寄ってきた。


「怜奈、こんな奴ほっといて行くよ。」


私に駆け寄ってきて
この場から助けてくれたのは、
私の親友。

兒玉陽菜.コダマ ハルナ。

私と同じクラスの一番仲良くて、
大切な親友。


「うん。」

私は、陽菜に手をひいてもらいながら
陽菜と走って、その場から逃げた。