「あれ...?」 つい、言葉を出してしまった。 それに気づいた先生。 「どうかした?」 「あ、い、いえ...」 傷跡がない... 「なんで...」 確かに、あの時までは 傷はあった。 触っても確認した。 なのに、なぜかない... あの時、本当に あたしの血を吸ったよね?