「席はぁ...あ、鹿崎の隣だな」 「え...」 あたしは思わず声を漏らした。 その声で あたしが鹿崎だって分かったみたいで 自分でこっちに来た。 ___ドキ、ドキ... 恐怖の鼓動が 鳴り響く。 ___ドサッ! 机に鞄を置いて 堂々と席に着いた。 目を見るのが出来ない... しゃべることが出来ない...