「――お願いだから、嫌いにならないで。」

涙で震えるエリーゼの声聞いて、炉惟は胸が締め付けられる思いがして、ギュッとキツく抱き締めた。。


「大丈夫だよ、嫌いになるはずがない…」


そう言葉では言いながら、何故か雪詩の顔が浮かんできては消えていった――。



その時に気づいた……


――僕は雪詩が本当に好きだってことを――


でも、もう遅い。。


目の前に居るエリーゼを守ることを、心に誓う炉惟であった――