梨『はぁ。何か聞いちゃいけないような事あたし聞いちゃったのかな…。』


智『はぁはぁっ!梨亜!
待ってくれ!』


一瞬友広と誤解したあたしが馬鹿だった。





梨『なに?もうあんたなんかに用はないんだけど』

密かに眉を寄せる。


智『あー、俺達やり直そうぜ?』

梨『やだっ!』

いくら騙されやすいからって2度は騙されない。

智『いいだろ?なぁ。別に良くね?』

肩を掴まれて痛い。


梨『やめてよ。』

友広の前では敬語だったものの、こいつの前では敬語なんて使ってやるか!


智『いいって言ってみろやっ!!あ?お前まさか新しい男でも見つけたのか!?』


智は近くに会ったごみ箱を蹴った。













見事に空振り。