梨『えっと、あたし帰るね。ばっばいばい!』 思えば、もう時間がたっている。 5時38分だった。 友広はなぜか不機嫌だし、よくわかんないし。 友『…て。んよ。』 梨『えぇ?なんて?』 友『待て。帰んなよ。』 はっきりと聞こえた。 それに喋り方も全然違う。さっきとは違う、低い声。 怖い。