「るい… 熱にやられた?」




熱にはやられてねぇけど

愛実の色気にクラクラする





今の愛実みたやつは絶対惚れる!




それだけは許せん!






具合が悪いふりをして人気のある
人の多い場所から遠ざかる






「ここ全然人いないね」






ついたのは人気のない
ミストが降る小さなプール





ミストはほんのりバラの香りがして


向こうの喧騒からすると異世界みたいだ