でも、やっぱり心は正直で、
涙が止まらなかった。
教室に戻り荷物を適当にまとめた。
「瞳!?
泣いてるの…??」
美嘉は彼氏と喋っていた。
「あれ…
瞳ちゃん…?」
2人を巻き込みたくない。
私はそのまま荷物を持って教室を飛び出した。
「瞳!!」
ゴメン…美嘉…。
私、勝手な女だよね。
みんなに心配かけるのだけは、
どうしても避けたかったんだ…。
美嘉……
あなたの様に強くなりたいよ…。
「私って……
ほんと、弱いね…。」
近くの公園に入り、
ベンチに座った。
1人って寂しい…。
お父さんお母さんがいた頃と同じ……。
「お前、
2年か…。」
えっ……
誰…?