「あたしたちは変わらずにお姉ちゃんを待ってるから…早く帰って来てね」



窓から見た空は茜色をしていた



「茜色…お姉ちゃんの色だ」



しばらく空を見る



「もしかしたら茜って言う名前は、この空の様に人々を優しい光で照らすっていう意味があるのかな…」



だとしたら、お姉ちゃんは太陽のような人だよ…



あたしは茜色の空に願い事をした



「お姉ちゃんが戻ってきますように…」