美羽…



「あー、もう…。ここに来たってことは、美羽から聞いたんだね…」



あたしはみんなの姿を見た



「ごめんね、今まで黙ってて」



一希はまた背が伸びた



果梨はちょっと見ない間に男前になった



「最低な女でしょ?甲子園予選が近いんだからあたしのことなんて気にしない…」



急に視界が遮られた



果梨に抱きしめられたのだと気付いた



「か、果梨…」



「お前、痩せたな…」