「そうか…明日か…」



次の日、お姉ちゃんのスコアブックを取りに矢田先生のところに来ていた



矢田先生は明日の移植のことを知っている一人だ



「お姉ちゃん、明日を楽しみにしていました…」



「そうか…白草には元気になって欲しいな」



先生の顔が綻ぶ



「しかし…白草はあいつらに本当に何も話してないんだな…」



あいつらと言うのはたぶん野球部員のことだろう



「果梨には言ったのだと思っていたんだがな…」



果梨先輩…



(あいつなんか、いなくなればいいんだ…)