「…?何ってカラオケだけど。ってか、久しぶりの再会に、普通いきなり背中叩くかよ?(笑)」




「…《また瑛奈ちゃんに愛想尽かされちゃうよ?》」




陸斗が笑顔で答えると、梨華はあすかの方をチラッと見ながら、陸斗に耳元で心配そうに忠告した。






「…はぁ!?…バかじゃん?(笑)」




「あぁ~!陸斗、バカって言った!人がせっかく心配してあげてるのに(怒)」




早とちりした梨華の言葉に、陸斗は呆れながら笑顔で言った。






「…陸斗。」




「あっ悪い。この人、中学の時の知り合い!」




陸斗と梨華の会話に入れずにいたあすかは、暫くして2人の会話を途切るように声を掛けた。






「ちょっと、もっと他に紹介の仕方あるでしょ?(怒)」




「はいはい。…中学の時の美人で俺の自慢の先輩デス♪…これでいい?」




梨華が不満そうに言うと、陸斗はセリフを棒読みするように笑顔で言った。