「特に用はないんだけど…陸斗君と仲良くなりたいなぁって思って♪」
「…はぁ、そうですか(…変な女。)」
見覚えのない女のあまりの唐突な言葉に、陸斗は興味なさそうに言った。
「なぁ、陸斗!誰にする?…!!って、あすか先輩じゃん!!…何、陸斗…あすか先輩と知り合いだったん♪?」
「いや…ってか、誰だか分かんない。」
一也は物色を中断させ陸斗の元に戻ると、陸斗の隣にいたあすかを見て驚いた。
「って、陸斗知らないのか?…2年のあすか先輩だよ。
《学校一番の女って言われてる美女♪》…分かったか?」
「…へぇ~。」
学校1の美女を知らなかった陸斗に、一也は驚き興奮しながら説明すると、陸斗は興味なさそうにあすかの方を見た。