「…えっ?2個も?」
「おう♪とりあえず、こっち開けてみ!」
陸斗が差し出したのは2つの包みだった。
「うん♪何だろ~?
………ワァ~!!ネックレス?…綺麗…」
「瑛奈に似合うと思ったからさ♪
…絶対毎日付けろよ?」
1つ目のプレゼントの包みを開けると、中に入ってたのはネックレスだった。
小さいダイヤが2つ付いた、ホワイトゴールドの小さめのハートの2連のネックレス。
「…でも、これ高かったんじゃない?」
「まぁ、それなりには。…いつも付けててほしいから。
直ぐ壊れそうな安物じゃなくて、ずっと付けてられるやつにしたんだ。」
プレゼントのネックレスは、高校生のプレゼントにしてはかなり頑張った物だった。
「…もしかして、最近忙しかったのってバイトしてた?」
「まぁな。…俺、産まれて初めて働いたから、かなり無茶苦茶だったけど(笑)」
瑛奈の言葉に陸斗は照れ隠しのように笑顔で言った。