「そういえば、駒井先輩が陸斗の事知ってるって言ってたよ?陸斗は知らない~?」
「はぁ?知らないし。俺って目立つから、隠れファンかな♪?」
モスバーガーに入り、昼食をとっていると、瑛奈の言葉に陸斗は冗談交じりに返した。
「…何か、陸斗の事あんまりいい顔してなかったから…
駒井先輩に何かしたんじゃないの~?」
「人に恨まれるような事してないから。
ってか、駒井の話はもういいよ!」
駒井の話を続ける瑛奈に、陸斗は不機嫌そうに言った。
「陸斗はそんな事しないって分かってるよ♪
…そういえば、クリスマスイヴなんだけど、午前中だけ部活のメンバーでパーティーする事になっちゃったんだ…」
「そっか…まぁ俺も、その日予定入ったから別にいいよ☆」
クリスマスイヴに2人で朝から出掛ける予定だったのが潰れてしまい、申し訳なさそうにする瑛奈に、陸斗は笑顔で言った。