悠ちゃんの言いたかった意味がわからない…。



お風呂に入ってボーッと考えた。



『ユナがしようとしてるのはそういうこと』



わからない…。



悠ちゃん、あたしはまだ子どもかな…。



いつも先に歩いてる悠ちゃんにたどり着ける気がしなくなってきた…。



「まだ上がんないの!?ママも入りたい!!」

「ごめん!!今出る!!」

「ユナ、悠ちゃんとなんかあったの？」

「ちょっと…怒らせちゃったかも…。でも大丈夫!!」



大丈夫…だよね？



なかなか寝付けず、次の日は少し遅くなった。



毎朝悠ちゃんを起こしに来てる夏川家。



今日も朝からお邪魔した。



悠ちゃんのママは早朝からバッチリメイク済み。



いつもと変わらぬ笑顔で迎え入れてくれる。



その後は悠ちゃんの部屋へ…。



「悠ちゃん…？朝…だよ…」

「んっ…」

「熱いの？」



お腹出てる…。



汗もかいてるし…。



「先行って…。医者行ってから行くわ…」

「休んだら？」



うつろな目で無視でした…。