集団はある5人を囲んだのをカイリは見逃さなかった。



「おっと。HRはじまるよ。」


倒れている侑姫を放置で教室に向かうカイリ。



「もぅ やだょぉぉぉ」

そうとも知らず半泣き状態の侑姫。



集団の中から一人の男子がでてきて、侑姫に手を差し伸べる。



「大丈夫??」

「カイリ?!」

侑姫は手をとり、顔をあげて笑顔になる。



「「……は?」」

2人の声が重なった。