――放課後 「あとでね~」 「ばいばい、ハル~」 「じゃあなー」 「また明日ー!」 4人に手を振り、居酒屋に向かった。 「――で、どうなのよ?」 案の定、カウンター席に座ったナツに智也とのことを聞かれた。 「別に何にもないで?」 「そんなわけないじゃん!ハルは庄ちゃんのこと、好きでしょう?」 ドキンッて心臓が高鳴る。 前にも聞かれたけど…ちゃんと返事してへんた。