「すっげー!」


「桜めっちゃ綺麗!」



境内から見る木々はピンクに染まっていた。



「なんか、ドラマ出てるみたいちゃう?」


「だな!」



景色は絶景で、見飽きることはなかった。



「…そろそろ行くか?」


30分後、智也が言った。


「せやね!」


少し名残惜しい気もする…。


「また……来ような」


「…え?うん!」





智也とまたデートが出来る。
それだけであたしの心は幸せやった。



……智也。
智也は幸せでしたか?