「いや!!!やめてー!!」


「うるせえ!黙れ!」



ガンッ



顔を殴られ、唇から血が出る。



「おい、目につくとこ殴んじゃねーよ!殴るなら……ここ?」



ドスッ



「うっ……ぐっ…」


腹を殴られて、息が詰まる。





助けてっ…
“誰か”…!





あぁ……
そうや。





孤独を選んだのは、
あたしだから
“誰か”に助けを
求めなあかん。





そんな都合のいい“誰か”
なんて存在しない。