「…っ!わっ!キャア!!!」


「静かにしろよ!」





一瞬の出来事やった。





黒いワゴン車から
数人の男が降りてきて、
腕を掴まれ、
口を塞がれ、
車に載せられた。





男があたしの腕を押さえ込む。



「やっ…!!離して!」



「中じゃヤりづれー。外、行こうぜ」


「そうだな」





恐怖。
もう、言葉が出なくなった。