――放課後
風邪の間バイトを休んでたあたしは、休んだ分、掃除でもしようといつもより早く帰る準備をして、居酒屋に向かうことにした。
まさか……
この行動が
あんなことになるって、
思ってへんかった。
「ハーちゃん!ばいばーい!」
廊下を歩くあたしに手を振りながら叫ぶ、奈々瀬ちゃん。
あたしも軽く手を振った。
「私らも帰ろー!……あっ」
奈々瀬ちゃんのその言葉を背に学校を出た。
しばらく歩くと…、
――キキーッ
目の前に
真っ黒の車が止まった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…