「いっただきま~す♪」



へんてこサンドイッチにかぶりつく、アキ。



たまごパン、ドーナツ、ピロシキの中では、たまごパンがいちばん小さいのに、たまごパンが入ったところを最初に食べるから案の定、いちばん大きなピロシキが落ちた。



「おわっ!俺のピロシキ!」



アキが立って食べてたおかげでピロシキは庄野が間一髪でキャッチした。



「ふふっ」



思わずもれた笑いに、4人が振り返った。



「なにしてんねん。ピロシキの方から、かぶりつかなアカンやろ」



あたしの言葉に、アキを除き、笑う3人。