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「さーくーやちゃん♪おーきーて♪」
『ん…あとちょっ…………』
ん?
声が男声なんだけど。
聴いたことある、この声は…
『あ、兄貴ぃぃぃぃい!!!!!??』
私は跳ね起きた。
だっだっ、だって、ああああ兄貴が、いたんだもん。
What?
Why?
「朔鵺ちゃん、ビックリした?今日から一緒に住むんだよ」
知ってます。昨日聴きました。
しかーし!!
今は朝。morningですよ、皆さん!!
いつ来たの!?
「ん?ついさっき。あ、柊侍が今日から一緒の学校だから。よろしくね。でも今日は初日だから、早く行くって」
『え…あ、うん』
ってか、なんで私の疑問がわかった?
「朔鵺ちゃん、さっきからずっと声に出てるよ」
『なぬ!?』
「時間、大丈夫?」
『ぅわッ!!』
急いで制服を掴むと、ベッドの上でニコニコしてる兄貴を見た。
「何?着替えさせてほし『違ぇよでてけ!!』酷いな、そんな恥ずかしがらな『恥ずかしがってねぇわ、馬鹿野郎!!死ね!!』」
変態発言連発の兄貴を部屋から追い出した。