離れにあるあたしの部屋は、溜まり場と化している。

「まぁた派手に器物破損?」

携帯を見ながら、優希が言った。

今になっちゃこの部屋の匂いすら、勘にさわる。

昔、お母さんと二人で住んでいた部屋。