「うるっせぇんだよ」

理屈も御託も聞きあきた。あたし一人が、完全な駄作になっていた。

「中学生らしくしたらどう?受験も考えなきゃいけない年代に…」

「喋るなやくそババア!!」

勢いよく、椅子が飛んだ。

中学校二年生。

完全にグレた。

「あたしは思い通りになんかならねえよ。」

煙草を灰皿におしあてて、席を立つ。