綺麗な目…吸い込まれそう。
「俺は、この婚約に納得していませんし…千鶴さんと結婚はできません。」
え…?
「初めて会った女と結婚なんて出来ねぇ。それに、あんただって知らない男と家のためだけに結婚するなんて嫌だろ。」
「…………」
「あと、俺は和泉家を継がない。」
「紫輝!!」
おじ様が、彼に手をあげた…。
彼の頬は赤くなり…おじ様は顔を真っ赤にさせて怒っている。
「親父の言いなりになんかならねぇ!じゃあなっ!!」
と言って彼は部屋を出ていった…。
私は…彼を追い掛けなくちゃという気持ちになり、彼を追い掛けた。