パーティーは、私の我が儘と…お二人の幸せそうな笑顔で幕を閉じた。


「千鶴、今回のことで、お前にまた見合いをさせる。これは絶対だ。学校も前の学校に戻れ、わかったな。」

「はい…」

「あなた…」

「十分、我が儘をきいたーこれ以上、傷ついて欲しくない。」

「はい…」


傷ついてなんかいないー、やりたいことを初めてして、達成感でいっぱいだった…。


だけど、これ以上お父様とお母様に心配をかけたくない、という気持ちでーお見合いをすることを決めた。


学校も転校……する。


「本当にありがとう。」

「お前のおかげだ。」


幸せそうなお二人を見送り、さっきのお父様とお母様の言葉を思い出していた。



「…お疲れ様。」

「えっ?」