「勝手にしなさい…だが、和泉を継ぐには、まだまだ力不足だ…二人でしっかり学びなさい。」


「ありがとうございますっ!!」


会場から溢れる拍手…


「…よかった……」


「お前は、本当に…」

「ありがとう、阿木さんっ!」


「いえ、」


お二人が幸せなら…私は……


「千鶴、」

「お父様、お母様…」


ぶたれるー、そう思い目を閉じた…


「辛かったわね、ごめんなさい…」


「っ、お母様…」


抱きしめられー私はお母様の腕の中で泣く……それだけでした。