「おはようございます。」

「はよ、」



あの日から、愛さんと紫輝さんは、あまり一緒にいらっしゃらない…


だけど、愛さんも…紫輝さんも…お互いを見る目が愛に溢れている。


それを見て傷つく私…慰める相良さん…と不思議な関係が出来てしまいました。


「まだお二人は仲直りを？」

「あぁ…お前のせいってわかってんのかよ。」

「わかってますよ、だから責任を感じてますの！」

「そっ、」


前までは、相良さんにびくびくしていた私も…言い返せるようになるまで仲良くなりました。


「…一ヶ月か」

「？」

「あいつらの喧嘩。最長だな、一ヶ月ってー。」

「そうですの？」

「あぁ、それ程お前は、愛にとって強力なライバルなんだよ。」


強力なライバル？愛さんは、そう感じていらっしゃっても…


「紫輝さんは、私を何とも思っていらっしゃらないから、意味がありませんのに…ね。」


「だな、眼中にないもんな〜お前。」


ハッキリおっしゃる相良さんの言葉に傷つく…けど、頭を優しく撫でて下さる手に…私は安心する。