私の言葉で、あんなに愛されているのに自信をなくす愛さんを見ていると…すごく腹立たしく感じる。
私が羨ましい…なんて、何のことなのかわかりかねない…
だから、悩めばいい…そう思ってしまった。
自分の中に…こんなに黒い感情があるなんて知らなかった。すごく驚いている自分が…いる。
「………………」
こんなことで、二人が終わるのなら、私は身を引くなんて…出来ない。
私が紫輝さんを………
だけど、それもムリ……
だったら、私は?
辛い………哀しい
「お前っ!!!なにやって…」
「すみません、相良さん…私っ……私………」
「っ、バカっ。」
走ってきたであろう、相良さんは…私を怒ろうと思っていたのに出来ずー私を抱きしめ…ただ、落ち着かせようとしてくださっていた。
なぜか落ち着く相良さんの腕でー私は泣くだけでした。