紫輝さんが…迷惑？


そんなの…


「承知してます。」

「は？なら…なんでっ」

「私が、紫輝さんを好きだからです。好きだから…一緒にいたいから…それだけだったらいけませんか？好きな人と一緒にいたいと思ってはいけませんか？」


「…………いけなくないっ、だけど紫輝は…愛と一緒にいたくて…どれだけ頑張ったか知ってるか？お前みたいな奴が出てきていいはずないんだよっ！！」


相良さんは、すごく辛そうな表情でそう言った…。


「紫輝さんと愛さんの間に…何があったかは存じません。ですが……私だって…私だって…」


涙が溢れる…
泣いてはいけない…


だって相良さんは…紫輝さんのためを思って…紫輝さんの親友だから…おっしゃってるんだもん。


「っ…」


「っ、泣くな。」


そう言って、彼は…体育館から立ち去って行った…

知らない間に私たちの周りは人だかりが出来ていた…


「…………」


何をしてるの？私は……