「へぇ?担任がこんなとこまで
来るんだ?ただの担任のくせに?」

先輩は威嚇するように
うちのクラスの担任に言った

すると 担任は急にあたしの
掴まれていない反対の手を
引っ張り 自分の方に引き寄せた

「ちょっ?!」

あたしは一人パニックに
なっているのに担任は
とんでもないことを言った

「悪いな。女は満足するほど
居るんだよ。」

不覚にも 口角を上に上げて
微笑む?この担任にキュンときた

「じゃあ こいつは連れてくから。
お前も遅れるなよ」

担任はそのまま あたしの手を
引っ張っていく

「……………あの。」

さすがに沈黙は耐え難い
だから あたしは話しかけて
しまった

「………何だよ」

な、何だよって言われても……
特には 用事はないしなぁー

「た、担任って?」

問題はそこだよ。
てか 担任が男なんて聞いてないし!!

「………残念だが、正確に言うと
前に“副”がつくな」

…………副?

ってことは‐‐‐‐‐。




.