『ココで働いてくれないっ!!?』
「はぁっっ!!!?」

いや、あたし高2だよ?

退学しちゃったけどさぁ…。

『俺、木戸竜。ここでボーイやってんだ。』

ふーん…どうりでスーツきてるわけだ。
でも重要な事が…

「あたし高2だよ?」
『知ってるよ?』

知ってるって…なんであんたはそんなに平気で夜の仕事に誘うんだ?

『俺、見てたんだよネッ!君、あそこ友達と帰ってるでしょ。ギャルっぽくてかわいくていいなぁって思ってたんだ!』

ふーん…見てたんだ…。なんか恥ずかしいっ。

『高校卒業してからでいいから働いてくれない?』
「今日辞めたけど。」

木戸さんはなんか気まずそうになった。

『俺、ちょうどねらってたみたいになっちゃったね…ごめん。』

「別に…気にしてないけど。」

『じゃ、明日から来れる!?』

立ち直り早っっ!!!
全然悪く思ってないし!
なに、この人!

「悪いけどあたしする気ない-『今日助けてあげたの誰だっけ?』」

うっッ…

「でも未成年ってお酒飲めな『あ、未成年には飲ませないから★』」

うぐっっ…

「あたし学生だ『辞めたんだよね?』」

うぐぐッッ…

『やってくれるよね?』

これYesしか言えないっっ…

「…わかった!」
『ありがとう!!!』

こうしてあたしはPrincessで働くキャバ嬢になるのであった…

「まじありえないからーーーーーーー!!!!!」