「……もぎゃー!!?」

そこには羽夢の顔のドアップ。
どうやらわたしは羽夢の腕の中。

「うさ……相変わらず可愛いことしてくれるじゃん」

ニヤリと笑う羽夢。

「ち……違う! これは……」

アンタがドアの前にいたからじゃバカー!!

「なんだよ顔真っ赤にして。テレてんの?」
「なッ!?」

このド変態ー!!

わたしは羽夢から離れた。

「朝っぱらからなんなの!!」

わたしは羽夢を睨みながら聞いてみる。

すると羽夢は意地悪な笑みを浮かべて、

「うさの可愛い笑顔を覗いてみようと思って」

といった。

「……バカ! 変態! スケベ! 露出狂!」
「露出はしてないけどな」
「あれ? そうだっけ?」

って違うでしょ!!?