「中3の問題なんてちょろいな」

鼻で笑う羽夢。
わたしは小学校の問題もアヤシイのに……。

「でも高校の問題なんてすっごく難しいんだから!!」

といってわたしはバッグからワークを取り出す。

「ちょっと……ここの1ページ解いてみてよ」
「じゃあ貸せ」

すると羽夢は5分もたたないうちにワークを持ってくる。

「はい」
「……!」

ぜ、全部あってる……。

てか宿題一個終わったー!!

「なんでガッツポーズ?」
「あ、いやなんでもないから!」