「へえ~。うさ期末テストなんだ?」
「うんそう……ってうおわ!!?」

羽夢!!?

「いつから!!? てゆーか聞いてたの!!?」
「まあね」

ニヤリと怪しい笑みを浮かべる羽夢。

なんか嫌な予感……。

「ねえうさ」
「な……なに?」
「勉強、教えてあげよっか?」
「へ?」

教えてあげるってあんた……。

「まだ中3じゃん」

そういうと羽夢は自信たっぷりに、

「俺を誰だと思ってんの?」

といった。

「ふ……ふーん、随分自信あるみたいじゃない? 根拠とかあるの?」
「知ってた? 俺テストの順位いっつも1位」
「へー……ってえ!!?」

1位!?
す、すごいけどムカつく!!