「誰だって顔だな」



そう思うのが普通だと思うけど・・

声に出したいのに 出せない・・

そんなあたしを見かねてか 彼が再び口を開いた


「俺、桐谷龍二。大学病院の医師。」


「・っ・・せん・・せぃ・・・?」


連れ戻されちゃった─・・