自然と仲直りも済み、異常なまでに仲の良くなった生徒に、私はニヤニヤとする。



「ねぇ!私たち2人を祝福する!
“美男美女”ってまさにこれ!」



…“これ”って;;



「私、美女じゃないよ?;;」



オーバーな南さんの肩に手を乗せながら言う。



「姫菜ちゃん、無自覚なんだ;;」



「たかちゃんドンマイ!;;」



隆斗に行為を寄せる子たちが苦笑いをしてる。

私は「何で私が無自覚なのよ…」と言いながら、出席簿を記入し、みんなを席に着かせた。



「で、私と雄志たちが仲良くしても良いのね?」



私は永見に問い掛けた。