私は頬を膨らませ、目が痒くなって眼鏡を外した。



「先生……え゛ー、先生!!;;」



すると、“木刀少女”である…、南真優ーミナミマユーが叫んだ。

私が「んー?」と顔を上げると、隆斗が私の前に立ち、焦ったように眼鏡を無理矢理、掛けて来た。



「私、目がね?」



「痒いのはわかったけど、眼鏡は外すな!;;」



「……はて?何で?」



私が首を傾げて隆斗を見上げてると、「梅田、独り占め?(笑)」と、雄志が笑った。

隆斗は「うっせぇ!俺にも“先生”を付けろ」と言う。

私は雄志の言った事の意味はわからなかったけど、「雄志、付けなさい」と、隆斗の意見に賛成した。