雄志は喧嘩を最近は無闇にしてない。

私もみんなも、ちゃんと知ってるよ。



「…それより、2人はどうしたの?まだ8時前だよ」



「あぁ…、さゆが“看板”を手直ししたいからって」



…お化け屋敷…!!



「姫菜――ッ!!?」



「どうしたわけっ!?」



私は体育館へと走った。

ーーバンッ

締まってる筈の鍵は開いてる。



「何だよ、コレ…」



「昨日は…ちゃんとセットされてたのに…」



2人は辺りを見渡して驚愕している。

ゴミと化したお化け屋敷のセットや衣装。

私は足元に落ちてた看板を拾った。