応接室が空いてないとかで通された取調室。

懐かしさも感じながら、指先でテーブルをコツコツ叩いてると、「お待たせしました」と、主任さんが登場。



「案内係から、事情は聞きました。この度は私の部下が、不当な取り調べをしたようで、申し訳ないです。再度、調査をさせますので」



「子供を勝手に疑って、“逮捕”なんて脅しのような言葉を振りかざすなんて、貴方たちは警察として、なってないんじゃないですかっ!?」



「ご指摘はごもっともだと思いますよ、小嶋さん」



「……何で、私の名前を?」



私は主任さんを食い入るように見た。

…あ、このハゲ…。