私は編みかけのマフラーをしまい、ミュージシャンプレイヤーを止めた。
「姫菜…、俺、このままだと捕まるかも…」
そんな私の心臓を止めようとしたのは、紛れもない舜。
私は「…はい?」と、動揺を隠せないまま、返事をした。
舜は「弥栄子の兄貴が、密売に巻き込まれて…」と話し出す。
「ちょっと、待って!
最初から説明して?いつ、何があったの」
私は一度、舜を遮った。
いきなり近所で噂の“密売”や、“捕まる”なんて言われても、私には理解が出来ない。
関係のない筈の舜が、何で捕まるの?
「姫菜…、俺、このままだと捕まるかも…」
そんな私の心臓を止めようとしたのは、紛れもない舜。
私は「…はい?」と、動揺を隠せないまま、返事をした。
舜は「弥栄子の兄貴が、密売に巻き込まれて…」と話し出す。
「ちょっと、待って!
最初から説明して?いつ、何があったの」
私は一度、舜を遮った。
いきなり近所で噂の“密売”や、“捕まる”なんて言われても、私には理解が出来ない。
関係のない筈の舜が、何で捕まるの?