2、3日分のご飯の材料を買い、家に帰る。

掃除も済ませ、私は洋楽を聴きながら、退屈しのぎに、手芸が趣味な隆斗のお母さんから貰った毛糸で、季節外れのマフラーを編んで居た。

ーーピンポーン

熱中してた私の耳に届く呼び鈴の音。

時計を見れば、13時半。

…宅配便…?

私は玄関へと走った。

ーーガチャッ



「……よっ!;;」



しかし、宅配便ではなく、顔を出したのは、私服姿の舜だった。

私は「連絡が取れないから、心配したのよ!」と、軽く説教しながら中へと招き入れた。

お茶を出せば、舜は「何かごめんな…?」と言った。