私は子供のように泣きながら出て、隆斗の足に抱き着いた。



「痛い隆斗ぉ゛ー…っ!!」



「あーも、よしよし;;」



隆斗は“仕方ない”とばかりに、私の頭を撫でた。

…諸悪の根源は隆斗なのに…(泣)

私は声にならない怒りを、隆斗の足をボカボカ殴ってぶつけた。



「あんな嫁さん、俺なら嫌なんだけど…(笑)」



「……殺られたいか、中山」



「滅相もない;;」



私は隆斗に腕を引っ張られながら立ち上がる。

“変態ダーリン”なんて言ったけど、やっぱ隆斗は、“最高ダーリン”だよ!!