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4.家の近所にある「つつじ公園」

昔、音和が家出した時のエピソードを優也に話してあげる事。

優也は、俺との事を話す事。

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つつじ公園に着く。


周りは暗くなっていた。

次の日に回すのでも良かったけど、
私の家はすぐ近くだし、優也の家も近くらしいので、
今日このまま行く事にした。




街灯の下にあるベンチに座る。



「……家出のエピソードか……」


私は、渋々ながら話始めた…


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あれは、私が5歳の時…。
お父さんの大切にしてる巨大プラモデルを壊してしまったんだ。


小さかった私は、それだけで怖くて、家を飛び出したんだ。


走って走って、近所のおばさんに声掛けられても、怖くて逃げた。