「わかった!一緒に行こう!」
必死に言う私の顔を見て、優也はフッと顔を歪めて笑った。
「そんな必死な顔も出来るんじゃん…
良かった。これ以上このままにさせといたら、音和壊れちゃいそうだったから」
優也は「はい、どーぞ」と言いながら、いつも通りの無表情で私に封筒を渡した。
震える手でそれを受け取り、中身を見る……
中には一枚の紙。
そこには文字が書かれていた。
久しぶりに見る豊の字だった…
間違いない。これは豊が私に残した何かだ……
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…