「手……繋いで」



今すぐ死ねるわ!!!

恥ずかしすぎて死ねる~……



「仰せのままに」



にこっと満足そうな笑みを浮かべる零。

うぅ………

本当に憎たらしいわ。


でも、そんなところも……




………好き。




ぎゅうっとさっきよりも強く握られた右手。




零が好きで好きで……

たまらない。



「零……好き」



上目を使って零を見つめる。

零の頬がちょっと赤らんだような気がした。