手で頬を殴ってしまった




あたしは泣いた。


泣き崩れた。




そんな2人を見て、可哀想…とだけ言って下を向く奴らと、


面白そうに眼を輝かせている奴。




今すぐ全員殴ってやりたかった。







でもあたしは、何もいえなかった。





あたしは、弱くて、みじめな人間だ。






あたしは…


アンタを守りたかった。





なのに…あたしは…