「俺までついて行かなきゃなんねーんだよ。
山崎だけが行きゃあいいだろ?」


「いいの!
あんたは黙っててついてくるの!」


「わかったよ…。行けばいいんだろ?いけば。」



呆れた言い方をする。
なんだかんだいって宮島素直じゃん。優しいわね。

走って色んなトイレに行った。
ここのトイレだけ、鍵が閉まっていた。


「は?なんで鍵が閉まっているわけ!?…ちょっと開けなさいよ。」


「梓あー。なんか開けてって聞こえるよ。……ヤバイんじゃないの?早くやめたほうがいいんじゃないのかな…」



「はあ?今更やめろって言うの?私達がやめるわけないじゃない。」